レシピとお菓子のお話  |  いろいろなお話


 

食材や道具のお話を紹介します。

 


*アジャンのプルーン

 


*マトファー社のフエ(ホイッパー)

*銅製なべ

 

 食材のお話

・アジャンのプルーン

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 プルーンは日本ではあまりなじみがなく、健康食品としてぐらいしか認識されていないかもしれませんが、フランスではとてもポピュラーなフルーツです。
 とくにボルドー近くのアジャン産のものが名品とされ、スーパーなどでも良い値段で売られています。干して種を取ったものが袋に入って売られていて、冷蔵庫に常備しておき、そのまま食べたり、ヨーグルトやフロマージュ・ブランに混ぜて食べたりファー・ブルトンのようにお菓子に入れて食べます。
 また、生のものもとってもおいしく、季節になるとスーパーで山のようにうられているので試してみてください。よくうれたものは酸味がなく甘さが凝縮されていて、そのまま皮ごと食べられます。日本ではほとんどみることのできない、緑色をした「レンヌ・クロード」というタイプのプルーンはマスカットのようなさわやかさがあって特においしいので、夏にフランスに出かける人はぜひ食べてみてください。

 
 

 道具のお話

・マトファー社のフエ(ホイッパー)

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 「フエ」とはフランス語でホイッパーのこと。
 matferマトファー社はフランスで有数の製菓道具メーカー。日本のパティシエでもマトファー道具を愛用している方は少なくないと思います。ここの優れもの道具はセルクルや絞り口金などいろいろあって、私もいくつか愛用しています。
  マトファーのフエはワイヤーが太く、とても丈夫。少し重みがあるので、あっという間に泡が立ちます。大きさはいろいろありますが、家庭用なら300というタイプで十分でしょう。合羽橋の「お菓子の森」で入手可能。

・銅製なべ

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 銅は熱伝導がよく、カラメルやプラリネ、クレーム・パティシエール(カスタードクリーム)を作るのに最適の素材といわれています。
 この手なべは小さめなのですが、銅製なので重いです。また、持ち手がとても熱くなるので、ミトンを2重位にして持たないとやけどします。そういった欠点もありますが、銅なべは非常に丈夫ですし、なにより食材の仕上がりが良いです。
 パティシエールを炊くには、鍋よりも銅のボウルが向いています。底が丸いのでホイッパーが扱い易く、まんべんなく攪拌できるのでムラのないクリームに仕上がります。
 使用後は空焼きして水気をよく切りましょう。