永遠のお菓子 | 定番のお菓子 | はまったお菓子


こちらで紹介するお菓子は、私が本当に愛してやまないお菓子です。
これまで頂いたお菓子の中で、忘れられないのは、一番おいしかったのは…と選んでみました。
ただし、ここで選ばれているものの中には今は食べることができないものがあるかもしれないので、その点ご了承を…

*ミルフォイユ・オ・プラリネ (ラデュレ)…ナッツ風味のミルフォイユ

*アルモニー (ラデュレ)…ピスタチオクリームとフランボワーズのマカロン

*マカロン・カフェ (ジェラール・ミュロ)・・・コーヒー風味のマカロン

*サッシェ (リヨンの)…濃厚なチョコレートのお菓子

*ソーション・オ・ポム (ポワラーヌ)…りんごのパイ

*クロワッサン (Hermstetterヘルムシュテッダー?)…おいしいバターのクロワッサン

*フレジエ (ジェラール・ミュロ)…苺とピスタチオ風味のケーキ

*モンブラン (ジャン・ポール・エヴァン)マロンクリームとメレンゲのお菓子

*チーズ・ケーキ (フォルマ)…ベークド、レア、いろいろあります

*クロワッサン・オ・ザマンド (ジャン・ミエ)…アーモンドクリーム入クロワッサン

 
 

・ミルフォイユ・オ・プラリネ (ラデュレ)

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 ナッツ好き、ミルフォイユ好きにはもうもう、たまらない逸品。フィユタージュ生地の間にナッツ風味のバタークリームやプラリネ等、とにかくいろんなナッツの風味が効いたミルフォイユなのです。濃厚なので、「こってりはちょっと・・」という方には向きませんが、とにかくナッツのおいしさ、パイ生地のおいしさを堪能できます。
 これはピエール・エルメの「ドゥ・ミル・フォイユ」とほとんど同じで、というのも、ミルフォイユ・プラリネはもともとエルメ氏がラデュレのシェフを勤めていた時の作品であるからだと思います。もちろん私はこちらのエルメの「ドゥ・ミル」も大好物です。しかし、最初に出会ったのがラデュレのオ・プラリネだったので、こちらを載せました。

・アルモニー (ラデュレ)

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 フランボワーズ、マカロン、ピスタチオが三位一体になったリッチなマカロン。ベリーとピスタチオの組み合わせはフランス人の得意技だけれど、本当にあうのです。とろけるようなおいしさのピスタチオクリームと、たっぷりのせられたフレッシュフランボワーズがうれしい。

・マカロン・カフェ (ジェラール・ミュロ)

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 マカロンといえばラデュレが有名ですが、私はミュロのが一番おいしいと思います。中でもコーヒー風味のマカロンが大好き。小さいのをグラム単位で買ったり、はたまた大きいのを1個買って、ほおばりながら歩きます。
マカロン生地は外はさくっとしているのに、中はねっちりとしていて、それがバタークリームの濃くとあうんですよね。
 フランスではコーヒー風味のものをモカ(moka)ということがあるので、名前はマカロン・モカかもしれません。

・サッシェ (リヨンのパン屋さん)

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 フランスのリヨンに「ベルナション」という有名なチョコレート屋さんがあるのですが、そこではなく、その向かいにパン屋さんが2件あります。その内のベルナションからみて左側のパン屋さんはパンはもちろんケーキもおいしいのです。
 そこにあるサッシェ(sacherつまり、ザッハです。おそらくザッハトルテのフランス版なのでしょうけれど、ウィーンのザッハとはかなり違います。)というチョコレートとチョコレート生地が交互に重なったケーキがもう絶品でした。
 良質のチョコレートを使っているのだなあと思わせる味でした。上にアラザンがパラッとのせてあるのがチョコのブラックに映えてチャーミングです。

・ソーション・オ・ポム (ポワラーヌ)

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 パリのパン屋さんポワラーヌはとにかくそのカンパーニュで有名で、本当においしいのだけれど、ほかのちょびっと売られているお菓子たちも無視できません。
  確かアップルパイもあるけれど、私はソーションの方に軍配を上げます。クロワッサン生地にソテーしたりんごが入っているだけのシンプルな一品なのだけれど、不思議とまるいあまみを感じるパンなのです。茶色い素朴な紙にくるっと巻いてくれるのだけれど、そのまま歩きながら食べるにはぴったりです。
  それからお花形で抜いたクッキーみたいなものもグラム売りされていて、こちらも素材の味が出てておいしいです。

・クロワッサン (Hermstetterヘルムシュテッダー?)

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 フランスアルザスはコルマールという街のお菓子屋さん。ここで朝食としていただいたクロワッサンがものすごくおいしかった。おそらく朝行ったので、焼き立てだったのでしょうけれど、こんなにサクサクでふわっとしたクロワッサンは食べたことがありません。今までのクロワッサンで間違いなく1位です。
 残念ながら生菓子はいただかなかったのですが、おいしいのでしょうねえ。とにかくアルザスは素敵なところです。一度行ってみてください。

・フレジエ (ジェラール・ミュロ)

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 日本で言うところのショートケーキはフランスには存在しません。だからフランスで修行してきたパティシエが日本でフランス菓子屋さんを出すとき、ショートケーキを出すか否かで迷うそうです。
 さて、ショートケーキがないかわりに、フランスには「フレジエ(fraisier 苺の木を意味する)」という苺のケーキがあります。スポンジの間になにやらクリームと苺がサンドされていてぱっと見、ショートケーキに似てなくはないのですが、ちょっと違うんです。
 スポンジにはアーモンドパウダーが入っていて、生地はずっしりとしています。そしてクリームも日本のように生クリームではなく、バタークリームとカスタードクリームをあわせたムスリーヌというクリームなのです。さすがフランス風。すべてにライトな食感を求める日本人とは違い、ディープなケーキです。
  しかし、これがおいしいのです。忘れられなくなるほどに。また、ミュロのそれは特に心に残る味ですよ。日本でも「フレジエ」を出されているお店はありますが、たまにショートケーキを「フレジエ」という名前にしてしまっているお店があり、違うのになあと思ってしまいます。  
 日本で食べたおいしい「フレジエ」はマダム・ミクニ、また、新宿のミュロもやっぱりおいしかったです。
 さて、フランス菓子をうたうケーキ屋さんでショートケーキを出すか否か?私だったら、出しますね。ただし、名前は「フレジエ」ではなく「ガトー・オ・フレーズ(gateau aux fraises苺のケーキ)」にします。

・モンブラン (ジャン・ポール・エヴァン)

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 伊勢丹の頑張りによりとうとう日本にもジャン・ポール・エヴァンの固定店ができましたが、1つ、というか2つ残念なことがあります。それは日本のお店ではモンブランとチョコレート風味のミルフォイユがいただけないということです。
 パリでずーっと前ですが、この2品をいただきました。
ここのモンブランはラデュレやアンジェリーナにも勝るとも劣らない、いや、勝るとも勝る味でした(チョコレートのミルフォイユもおいしかったですけど)。
 確か土曜か日曜の週末限定だったと思います。パリにいてもそうそうチャンスがないといただけないものなので、幸運にも週末にパリに滞在される方はぜひ立ち寄ってみてくださいね。

・チーズ・ケーキ (フォルマ)

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 このお店はチーズケーキの専門店ですが、ベイクド、レアなどいろいろな種類のケーキがそろっています。
しかも使われているチーズの種類も豊富で、産地にもこだわっているようで、特に私が好きなのは蔵王にある牧場のチーズを使った「蔵王」ですが、どれもおいしいので全部を「とってもおいしいお菓子」としておきます。

・クロワッサン・オ・ザマンド (ジャン・ミエ)

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 クロワッサン・オ・ザマンドは、クロワッサンの間にたっぷりラム酒をぬってクレーム・ダマンドを挟み、 さらに上にもクレームダマンドをのせ、スライスアーモンドをちらして焼いたという、1個食べたら2食分位のカロリーになるのではないかと思われるこてこての菓子パン。 このパンは、私がお菓子屋さん巡りをすべく2度目のパリを訪れ、そのとき出会った衝撃のパンです。といっても最初に食べたのはジャンミエではなく、リヴォリ通りにあるパン屋さんでした。、
 クロワッサン・オ・ザマンドは、ラム酒でひたひたになったパンチのあるしっとりタイプと、メロンパンの親戚のようなドライタイプに分けられると思います。
 例えば、オー・バカナルで購入できるクロワッサン・オ・ザマンドはドライタイプで、サクサクしています。 で、ジャン・ミエやリヴォリで売られているラム酒漬けのパンはしっとりタイプで、私がより好きなのはこのしっとりタイプです。ジャン・ミエのものは、とても甘いのですがとにかく、アーモンドのしっとりとした味わいが感じられる、クロワッサン・オ・ザマンドの醍醐味が詰まった一品です。
  しっとりタイプは世田谷のペイザンヌや代官山のイル・プル・シュル・ラ・セーヌなどで手に入ります。 ペイザンヌがジャン・ミエに近い味わいだったと思います。もちろん横浜のジャンミエでも手に入ります。