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14 October 2006  

■ ガトー記 ■

 ■ 抹茶クリームロール



■ 小山園の抹茶クリームロール

 サクサク生地の中に抹茶クリームの入った例のお菓子。よく辻利のものを食べるが、小山園というのがあったので、買ってみた。
 生地は薄い層が何層にもなっていて、分厚い。甘さはあまりない。クリームはもっと抹茶の味がしてほしい〜。辻利の方が好きかなぁ。冷やすとよりおいしい。



■ 小山園の抹茶クリームロール

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18 October 2006  

■ ガトー記 ■

 ■ 栗づくし



■ 上野の山のモンブラン(Patissier Inamura Shozo)

 今日は稲村省三シェフのお店へ。
 色々な種類を買えばよいものの、つい好きなものに偏ってしまう。今回は栗づくし。モンブラン2種にミルフィユ1種。
 ご存知の方はこの写真を見ただけでお分かりかもしれないが、名物モンブランの「上野の山のモンブラン」。
 平たい口金で絞った栗のペーストの中は濃厚なクリームとパティシエール、底にはジェノワーズがしかれている。ビッグで濃厚。おいしい…。
 そして、もうひとつ、これとは別にモンブランを発見。「羽衣モンブラン」という、薄いガーゼに包まれたモンブランだ。上野の山が渋皮栗の色をしているのに対し、後者は和栗っぽい少し黄色がかった色をしたペーストに包まれている。このペーストが実に分厚く、5mmはあるんじゃないか?その中は濃厚なchantillyシャンティそして、真ん中に栗の渋皮煮が鎮座している。これまたビッグで濃厚。
 そして、3つめは栗のミルフィーユ。フィユタージュの間には2種のマロンクリームとシャンティがはさまれている。そして大きな渋皮煮がゴロリと乗っかっている。とにかくサービス満点ですなぁ。
 省三シェフのお店は その他にも苺ロールなど名物ガトーがたくさんあるので、できれば平日の早い時間に行ってみてほしいものだ。 





■ 羽衣モンブラン。下は羽衣に包まれた状態(Patissier Inamura Shozo)



■ 栗のミルフィーユ(Patissier Inamura Shozo)

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■ お菓子屋さんDB ■

 18 October 2006 現在


PATISSIER INAMURA SHOZO
(イナムラ ショウゾウ:パティスリー)


〒110-0002 東京都台東区上野桜木2-19-8
tel fax:03-3827-8584


***

10:00〜19:00

月、第3火 休

***

稲村 省三シェフのお店。
コンパクトなお店に魅惑的でおいしいパティスリーがぎっしりとつまっている。
ボリュームたっぷりで濃厚なお菓子を是非おためしあれ。
カフェスペースはないが、外にベンチあり。



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19 October 2006  

■ つれづれ記 ■

 ■ コンプレット(ほうれん草入り)



■ ガレット・コンプレット(Le Bretagneル・ブルターニュ)

 東京のおいしいクレープ屋を2軒あげるとしたら、Au Temps Jadisオ・タン・ジャディスとここ、Le Bretagneル・ブルターニュ。
 ここのご主人はフランス人で、日本のクレープを見て「本当のフランスのクレープを教えなくては!」と思い、本物のクレープを食べさせるcreperieクレープリーを開いたのだそうだ。
 ということで、お店の内装もさることながら、クレープも本場のお味。
 今日頂いたのはそば粉のクレープ、galette completeガレット・コンプレット。complet(e)コンプレ(ット)とは全て揃ったとかオールインワンとかいう意味があるが、クレープで使う場合、卵、チーズ、ハム入りのこと。「全部入り」といったところか。さらにプラスきのこ入りだとか、トマト入りなどもあるのだが、ワタクシが今日頂いたのは写真のほうれん草入り。
 この生地のパリパリ感がいいねぇ〜。クレープは薄く薄く焼くのがいいのだけど、結構難しい??ちなみにcrepeクレープは、ちりめんの意味があるが、お菓子のこのクレープは焼くとぽつぽつ穴があいて、まるで「ちりめん」のようだからこの名前がついたのかも。ただし単語は別なので、ご注意(ちりめんのcrepeは男性名詞、お菓子のcrepeは女性名詞なのデス)。

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■ お菓子屋さんDB ■

 19 October 2006 現在



■ テラス席も気持ちいい、クレープ屋さん(Le Bretagneル・ブルターニュ)


Le Bretagne(ル・ブルターニュ:クレープリー)


〒162-0825 東京都新宿区神楽坂4-2

TEL 03-3235-3001

http://www.le-bretagne.com

***

11:30-22:30 (L.O.)
11:30-21:00 (日・祝)


月定休(月曜が祝日の場合は営業)

***

神楽坂の毘沙門天さんの真向かいにあるクレープリー。
ご主人はフランス人で本場のクレープがいただける。
もちろんおかず系そば粉のガレット、
デザート系小麦粉のクレープの両方あり。



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23 October 2006  

■ ガトー記 ■

 ■ バリスタとパティシエ



■ cappuccinoカプチーノ650円(Paul Bassett)

 ジャム屋さん、ラスク屋さん…と色々な形態でパティスリーを展開しているトップパティシエ辻口シェフのまた別なお店があるというので行ってみる。何店舗かあるようだが、銀座店へ。
 行ってみたのはエスプレッソ・カフェ「Paul Bassett ポール・バセット」。バリスタ世界一のポール・バセット氏と組んで開いたお店。世界一おいしいエスプレッソと世界一おいしいお菓子が食べられるというコンセプト。
 エスプレッソに使う豆はトップバリスタが厳選したもので、店内にある焙煎機で自家焙煎しているそうだ。カプチーノの上にのるココアはヴァローナだそう。パティスリーはもちろん辻口さんのものが食べられる。ショーケースは意外に控えめで奥のほうにひっそり。それでも10種類はあるし、テイクアウトも可能。モン・サン・クレールのお菓子をそのまま持ってきているわけではなく、エスプレッソ・カフェにあうような品揃えにしているようだ。Chocolat deH ショコラ・ドゥ・アッシュ(辻口さんのショコラトゥリー)のショコラもおいてある。
 店内はシックなダーク・ブラウン系でまとめられ、おしゃれな作り。夜遅くまで開いているので、お食事後のお茶にも利用可。銀座店は、外堀通りを有楽町方面から歩いて旭屋書店を過ぎたあたりある。



■ Caffe nocciolaカッフェ・ノッチョーラ400円(Paul Bassett)

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■ お菓子屋さんDB ■

 23 October 2006 現在



■ 夜23時まで、木金は27時までオープンのカフェ(Paul Bassett)


Paul Bassett(ポール バセット:エスプレッソ・カフェ)


東京都中央区銀座6-4-6 銀座646ビル1階

TEL 03-5537-0257

http://www.paulbassett.jp

***

無休

毎日(木、金以外) 10:00〜23:00
木、金 10:00〜27:00

***


バリスタ世界チャンピオンのポール・バセット氏と、
パティシエ世界チャンピオンの辻口博啓シェフのコラボレーション、エスプレッソ・カフェ。
豆にこだわり店内で焙煎したエスプレッソと辻口シェフのガトーが楽しめる。
夜遅くまで開いているので、お食事の後のお茶にも。

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26 October 2006  

■ ガトー記 ■

 ■ 微笑みという名の





■上:定番アイテム、ガトー・フレーズとモン・ブラン。ともに上品な中にも奥行きのある味わい。
下:シュー・ア・ラ・クレーム。シュー生地に特徴あり!(Patisserie SOURIRE)

 資生堂パーラー、ロオジエなどでシェフ・パティシエを勤めた岡村尚之シェフのパティスリー「SOURIREスリール」が昨年2005年5月に学芸大学駅近くにオープンしていたが、機会がなくまだ訪れたことがなかった。
 かねてから行きたいと思いつつ、ようやく本日初ヴィジット。
 お店の名前「SOURIREスリール」とは、フランス語で「微笑み」の意。きっと思わず笑みがこぼれてしまうようなおいしいお菓子が並んでいることだろう。
 明るく開放的なお店に入ると、大きなショーケースにぎっしりフレッシュのプチ・ガトーが並ぶ。その右手にはヴィエノワズリー(軽いパン)とタルトのコーナー、左手には焼き菓子のコーナー。おいしいと評判のタルトは夕方行くと、残りはわずかになっていた。お店の横奥に6席ほどのカフェスペースがあるので、こちらでガトーをいただくことにした。
 ガトー・フレーズ(ショートケーキ)、モン・ブラン、シュー・ア・ラ・クレームの定番3品をチョイス。どれも素材の味が活きた、繊細でありながら奥行きのある味。例えばシューは、みために特に変わった点はないが、一口食べるとシュー生地の卵の強い味に驚く。うすーい生地なのに、こんなに存在感のある生地は他にはあまりないかも。もちろんクリームも美味しくて、パティシエールとシャンティをさっくりまぜた感じがなんともいえない。岡田シェフのパティスリーは軽やかながら、「あっさり」で終わってしまわないおいしさだった。うーん、感動。ワタクシ的に、日本のパティスリー5本の指に入るかも!今日は味わえなかったが、お店に行ってタルトがあったら、是非購入を。
 

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■ お菓子屋さんDB ■

 26 October 2006 現在



■ パリのパティスリーっぽいおしゃれな外観(Patisserie SOURIRE)


Patisserie SOURIRE
(パティスリー スリール:パティスリー)


東京都目黒区五本木2-40-8

TEL 03-3715-5470


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10:00-20:30

水休


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資生堂パーラー、ロオジエでシェフを勤めた岡田氏のパティスリー。
 上品でいて奥行きのある味わいのお菓子が揃う。タルトに力を入れている。

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27 October 2006  

■ ガトー記 ■

 ■ 目白の名店



■ シューの変り種、カスレット(Aigre Douce)

 オテル・ドゥ・ミクニやコルドン・ブルーで腕を振るった寺井則彦シェフのお店「Aigre Douceエーグル ドゥース」を訪問。店名はフランス語で「酸い、甘い」を意味する。酸味と甘みがパティスリーには欠かせない味の要素だということからつけた店名だろうか。
 今回で訪問は2回目。前回の訪問が開店して間もない頃(2004年上旬)だったことを考えると、かなり久しぶり。
 パリの老舗ブランジュリーLa moulin de la viergeムーラン・ドゥ・ラ・ヴィエルジュを思わせるような雰囲気のあるブティックに入ると、店内もこれまた雰囲気たっぷり。お店の真ん中に鎮座するマーブルをしいた大きくて重厚なショーケースにはぎっっしりとプチガトーが並ぶ。圧巻だ。
 今回頂いたのはカスレットという、シューで器を作ってクリームをたっぷり入れ、キャラメルで蓋をしたお菓子(仏語でcassoletteカソレットのことかな?小さい器というような意味がある)。
 外見に反して、わりとあっさり。ゆるくあわせたクレーム・ディプロマット(生クリームとパティシエールをあわせたクレーム)が甘さ控えめだからだろう。中にはキャラメリゼしたバナナが潜んでいて、それがクレームと合っている。パティシエールを存分に楽しめるお菓子だ。
 それにしても、このシュー。変わった形。どうやって作っているのかな??
 お店奥のキッチンはガラス張りになっていて、中の様子が伺える。これもなかなか楽しいので、ショップに行ったら是非覗いてみよう。

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■ お菓子屋さんDB ■

 27 October 2006 現在



■ フランスの伝統的なブランジュリーっぽい!雰囲気たっぷりなお店(Aigre Douce)


Aigre Douce
(エーグル ドゥース:パティスリー)


東京都新宿区下落合3-22-13

TEL: 03-5988-0330

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10:00-19:00

水休


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オテル・ドゥ・ミクニやコルドン・ブルーで腕を振るった寺井則彦シェフのお店。
大きなショーケースに溢れんばかりのスタイリッシュなプチ・ガトーにうっとり。

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28 October 2006  

■ つれづれ記 ■

 ■ 浅草に美味しい牛肉あり



■ 牛肉さしみ(浅草 松波)

 今日はmon mariのanniversaire誕生日ということで、お肉を食べに行った。
 ステーキ屋さんといえばお値段が高く、敷居も高くて寄り付けないお店が多いが、今日行った「浅草 松波」は、比較的アクセスしやすいお値段。
 開店と同じ時間に予約をしてお店に着くと、すでに何組かのお客さんがいた。2階もあるようだが、我々が案内された1階は鉄板が3箇所あって各鉄板に1人調理人がいて、その周りをぐるりと3,4組のお客さんが囲んで座るといった風情だ。
 サービスも調理もベテラン風の調理人が行っていて、本物を感じさせてくれる。それでいて、気取りすぎた雰囲気でもないので落ち着いてお料理を楽しめる。
 我々が頂いたのはまず牛肉さしみ。肉厚でサシがしっかり入ったお肉は贅沢の極み。
 その後は前菜、サラダ、ステーキ、お食事、デザートがつくコースで、お肉はシャトーブリアンとサーロインをそれぞれオーダー。
 ところでChateaubriandシャトーブリアンとは?
 ヒレ肉(テンダーロイン)の中央部の最も太い部位のことらしい。牛1頭から800グラム程しか取れない貴重で美味しい部位だそうだ。この名前は、19世紀初頭の仏の政治家Francois Rene de Chateaubriandフランソワ ルネ・ドゥ・シャトーブリアンに由来するそうで、彼が料理人に命じてこの部位でステーキを作らせたことからこう呼ばれるようになったそうだ。なるほど。
 そのシャトーブリアンと、サーロインを半々で分けてくださった。2人以上で行く時は別々のお肉を頼むとよさそう。シャトーブリアンはとにかく最高だった。ヒレ肉というと赤身というイメージがあるが、このお肉は赤身のお肉そのもののおいしさと程よい脂分があいまっていて、とにかくこれまでのヒレ肉のイメージを払拭するものだった。そこへくるとサーロインは、脂がたっぷりたっぷりで「ちょっとでいいかな」という感じだった。もちろんサーロインも美味だったがワタクシ的にはシャトーブリアンに軍配。
 その後にもガーリックライスとお味噌汁、デザート、コーヒーがひかえていてとにかくおなかいっぱいになること請け合いだ(デザートは、まあ、ここはステーキ屋さんだからそれほど期待はしないで…)。
 サービスもいいし、お肉もおいしのでお勧め!ただし、シャンパンがないことだけが残念。記念日に行く時はスパークリングワインで乾杯で我慢だけど、充分満足できるお店。


 


■ 写真上:目の前で焼いてくれるシャトーブリアン。
写真下:シャトーブリアンとサーロイン。
みためでは判断しにくいが、食べれば違いが分かる! (浅草 松波)

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■ お店DB ■

 28 October 2006 現在



■ 古めかしい洋館のようなお店。(浅草 松波)


ステーキハウス 浅草 松波
(あさくさ まつなみ:ステーキ屋)


〒111-0032 東京都台東区浅草1-11-6

TEL:03-3844-3737

http://r.gnavi.co.jp/g390900/


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ランチ 11:30〜14:00
ディナー 月〜土 17:00〜01:00
日・祝 17:00〜22:00

無休


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飛び牛という最高級和牛が味わえる。
Chateaubriandシャトーブリアンがお勧め!