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15 October 2005  

■ パリ生活記 ■

 ■ 大好きなタルティーヌ屋さん:キュイジンヌ・ドゥ・バー





■上:12.50euroのフォルミュールをお願いすると付いてくるレンズ豆とケッパーのサラダ。
あと、ワイン(またはミネラルウォーター)とコーヒーも付く。
下:とぉーっってもおいしい!ロースト・チキンのタルティーヌ。激!お勧め(Cuisine de bar)

 パリに来ると、一緒に来た人を必ずつき合わせてしまうタルティーヌ(オープン・サンド)屋さん:cuisine de barキュイジンヌ・ドゥ・バー。あのポワラーヌの横にでんとお店を構え、そのポワラーヌのパンでタルティーヌを作るのだからおいしくないわけがない。
  お店はスタイリッシュで入りやすい。お店の前には日本の雑誌に掲載された切抜きが貼られてあるし、店内奥にはご主人が力士といっしょに撮った写真を引き伸ばして張ってある。ということで、日本人が嫌われることはないと思われる。
 ポワラーヌのパンをカリっと焼いて、その上にトッピングをのせ、食べやすい大きさに切ってくれる。パンは隣から仕入れた新鮮なものだし、目の前で作ってくれるので満足度、大!
 で、行くと必ず注文してしまうのがこれ、プーレ・ロティ(ロースト・チキン)のタルティーヌ。やわらかいロースト・チキンにマヨネーズとアンチョビ、シーブレットがトッピングされているのだが、すべてがすばらしくおいしいのだ。マヨはもしかして自家製?フランスの市販のマヨは油っぽい味が気になるのだが(私は日本のものが好き…。どなたか、フランスのおいしいマヨを知っていたら教えてください!!)、ここのはそんな味はせず、とてもナチュラルなおいしさ。アンチョビも程よい刺激になって鶏のおいしさを助けている。
  メニューはタルティーヌとデザートしかないが、いずれも種類が豊富なのでご安心。とにかく、パリに来たら一度は行かれたし〜!!
 

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■ お店DB ■

15 October 2005 現在


 Cuisine de bar (キュイジンヌ・ドゥ・バー:タルティーヌ(オープン・サンド))


8, rue du cherche-midi 75006 Paris (sevres babylone駅)
tel:01 45 48 45 69
9:00-19:00
日休

***

ポワラーヌの隣にお店がある、ポワラーヌのパンとおいしい素材を使った全うなタルティーヌ屋さん。
12.50euroでサラダ、タルティーヌ、ワイン(またはミネラル・ウォーター)、カフェが付く
formuleフォルミュールがお勧め。



■ガラス張りのお店。見えにくくてすみません…(Cuisine de bar)

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16 October 2005  

■ パリ生活記 ■

 ■ お引越し



■近代的な雰囲気のアパルトマンだった

 今日は、引越しだった。
 8月から住んでいたアパルトマンは日本から2ヶ月だけ予約して来たので、パリに来たら新たに探さなくてはならないことになっていた。住んでみたらそう悪くはなかったし、学校からも遠くはなかったのでそのまま住んでもよかったのだが、いかんせん、家賃が高すぎる。だからやっぱり探さなねばならなかった。しかし、パリに来てすぐ、ほとんど探すこともなくお友達の知り合いの方から貸していただけることが決まったのだ。とても素敵な物件だったし、偶然学校からも近いところだったので、幸運といってよい。
 貸主の方は、Yちゃんのお知り合いで、Nさんという日本人の方。フランス人の方とご結婚されて現在は地方にいるのだが、時々パリに遊びに来るためにパリの家をキープしていらっしゃるのだ。
 Nさんが少し前に鍵を渡してくださったので、入居前から少しずつ荷物を運ばせていただくことができ、引越はとても楽に済ませることができた。
 さて前の家の掃除も済ませ、お昼には家を明け渡しいよいよ午後からNさんの家へ!これから来年の夏前まで、どうぞよろしくお願いいたします!
 と、その前にもうひとつ引越しの手続きが残っている。それは前の家の大家さんとの立会いである。一般的には退去時に立会いのはずなのだが、大家さんが旅行に出かけて夜にならないと戻らないというので夜の21時に約束した。
 まさか21時までずっと待っているわけにもいかないので(何もないので退屈!)、夜もう一度戻ってくることにする。
 さて約束の21時。…大家さんはやってこない。入居の際、2時間半遅刻してきた大家さん、今回は大丈夫かな…?
 遅いので電話してみると、なんと!すっかり忘れて家に帰っていたらしい!さもありなんと思っていたが、まるでコント、ベタ過ぎる展開である。
 今度ばかりは私も電話で「よくないですよ」と少し怒ってみせ、そうはいっても郊外に住んでいるので今日はもうあきらめ、明朝仕切り直すことになった。
 ここはフランス、何事にも日本と同じリアクションを期待してはいけない事くらい承知だが、この大家さんに関しては、特に忘れっぽい人のようである。
 



■今日から住む予定のアパルトマン。古きよきパリの風情。
螺旋階段の中にエレベーターがあったりするタイプ。

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17 October 2005  

■ パリ生活記 ■

 ■ 1日遅れの立会い

 さて、気を取り直して立会い。10時がいいと指定すると、「…10時30分にしてくれない?」と希望した大家さん、朝が弱いようだ。今日は大丈夫かな…。
 約束の時間に15分ほど遅刻してきたものの、大家さんは無事やってきて、昨日の失態を詫びた。
 果たして何の問題もなく、あっさり立会い終了。一番の気がかりだった保証金も、その場で小切手を切ってくれて無事に返ってきた。
 いろいろあったけれど、この大家さん、結局いい人なのか悪い人なのかつかめなかった。だが何だか憎めない人ではあった。

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18 October 2005  

■ コルドン記 ■

 ■ パッション・フルーツとフランボワーズ・ムースのアントルメ



■passionataパシオナータという名前のついたアントルメ(Lanco)

 本日のレシピはパッション・フルーツのクリームとフランボワーズのムースケーキ。アントルメはすでに何度も実習で出てきたが、このムースケーキは特に華やかで綺麗で、味についてもファンの人が多いようだ。
 パッション・フルーツ風味のお菓子はこちらに来るまであまり食べたことがなかったが、コルドン・ブルーの実習やお菓子屋さん(フォーションのエクレール!)などで何度かであう内に、大変私の好みに合うことが判明した。今後色々試してみようと思う(作る方、食べる方ともに!)。
 今日はこのケーキを半分、新しい家の管理人さんのところにご挨拶も兼ねて持っていくことにした。このアパルトマンの管理人さんはとても感じのよい方で、Nさん情報によると、ご自分のお子さんやお孫さんも同じ建物に住んでいるそうでお菓子を持っていったら喜んでもらって頂けるということだったので、安心して持っていくことができた。
 今後、おうち周りのお世話もさることながら、お菓子の分配にもご協力いただくことになりそうだ。
 

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18 October 2005  

■ パリ生活記 ■

 ■ 引越し追記:電話の引越しについて

 引越の際の電話を手続き方法を、参考までに載せておくことにする。
 テレコムのお店や窓口に行くと色々書類が必要だと言われるので、1014(固定電話からだとフリーダイヤルの)に電話して手続きすることをお勧めする。電話だと、引越しの日や新しい住所など必要事項を知らせるだけで手続き終了、楽に済ませることができる。
 もし可能であれば、次に入る家の電話の前の使用者(だいたいの場合前の居住者)、それから各家のドアの脇のした方に貼り付けてある電話の「logoロゴ」番号を調べておいて、手続きの際に伝えると話が早くなる。絶対必要な情報ではないので分からなくてもよいが、できたら大家さんに確認しておくとよいだろう。というのはフランスのアパルトマンは、例えば「12号室」などの部屋番号がついていない場合が多く(部屋に表札を下げる習慣もあまりない)、部屋の位置を説明するのに「通路側の奥」だとか、「一番目のドア」だとか、抽象的な表現をするしかないことがままある。だから、このロゴを知らせることで、簡単にどの部屋かを特定することができるのだ。
  もし次に入る家で最近まで電話が使われていたならば、特に工事の必要もなく自動的に希望した日の朝から(0時から?)使えるようになるが、もししばらく電話が通じていなかった場合、工事(技術者の訪問)が必要になることもあるようなので、そのためのアポイントをとらなくてはならない(日本のガスの手続きのようなもの)。この約束は今日言って明日と言うわけにはいかないので、すぐに電話を使えるようにしたい場合は、1週間前位には手続きしておきたい。 ただし、工事が必要な場合でも必要でない場合でも日曜日に切り替えることはできないようなので、日曜日に引越しの場合は金曜か、次の月曜になるようだ。
 ちなみに電話番号についてだが、同じ地域内(最初の2桁が同じ範囲)での引越しの場合、日本だと自動的に同じ電話番号を使えるが、フランスの場合、同じ番号を続けたい場合は、25euroの手数料かかってしまう(2005年10月現在)。新しい番号を皆にアナウンスするのが面倒な場合や、どうしても同じ番号で続けたい人は、手続きの際にお願いしてみよう(私も最初は同じ番号にしようと思ったが、お金を掛けてまでする必要はないのでは?とのアドバイスを受け、変えることにした)。
 インターネット上でも手続きできるようだし、詳しいことはHPをご参考に…。

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19 October 2005  

■ パリ生活記 ■

 ■ おしゃれなイヤー・フォン



■おしゃれなイヤー・フォンをいただいた。merci ! (from Rちゃん)

 今朝メールチェックすると、Rちゃんから、仕事でパリに立ち寄るので時間があったら会いましょう、という内容のメールが届いていて驚いた。早速連絡を取り、夕方約束し夕食をご一緒した。
 Rちゃんとは久々に会ったのだが、色々お話ができ、忙しくもとても充実した彼女の様子が伺え、楽しいひと時を過ごすことができた。&たくさんおいしいものを食べたし、大満足!
 そしてなんとお土産に、ワタクシにかわいらしいイヤー・フォンをプレゼントしてくれた。一見すると、どうなっているのかわからないが、よく見ると耳に掛けるタイプのイヤー・フォンのようだ。う〜ん、素敵。パリにはmon petit ami, i pod mini を連れてきているので、それと一緒に使わせていただきます。merci bien !!
 Rちゃん&Oさん、引き続きのビジネス・トリップ、頑張ってください!
 

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20 October 2005  

■ コルドン記 ■

 ■ レストラン・デザート



■大好きなマカロンを使ったデザート(Lanco)

 今回はレストランなどでサービスされるデザートとして、chefのデモンストレーションではクレーム・ブリュレやフォンダン・ショコラなどを見せてもらったが(いずれもとてもおいしかった!)、実習ではマカロンを使ったお皿もりデザート。
 ポイントはマカロンの生地と、お皿に盛り付けるプレゼンテーションの方法。
 マカロン生地は、生地の配合によって、ちょうどよい状態というのが千差万別で、オーブンの温度によってもひび割れたりと、かなり繊細で難しい生地のひとつだ。
 また、仕上がりの色の美しさも重要なポイント。今回はフランボワーズのマカロンだったので赤い色粉を使わなくてはならなかったのだが、私はあまり色鮮やか過ぎるのが好きでないので少なめにしてしまったら、少し顔色が悪いマカロンになってしまった。マカロンは焼き上がりでどうしてもうっすらと茶色いこげ色が着いてしまうので、それを計算に入れて、色粉をしっかり足して少し鮮やかめにしておいた方がよいようだ。マカロンが、驚いてしまうほど色鮮やかに仕上げられていることが多いのは、ある程度仕方のないことでもあるようだ(そうでなくても、フランス人は色鮮やかなものが大好きなのだが)。
 お皿に盛るときは、フルーツやクーリ(フルーツソース)、ここでは使われていないがクレーム・アングレーズなどを使って飾りつけ。
 今回はデザートということでクレーム・ディプロマット(パティシエールと生クリームをあわせたもの)を間に挟んだが、このクレームは残念ながら日持ちしないので、なるべく早めに食べてしまわなくてはならないことになる。せっかくマカロンが日持ちする素材なので、間のクリームも同様に日持ちするクレーム・オ・ブールやガナッシュなどを使うことをお勧めする。そうすると冷蔵庫で1週間以上は保存することができる。  

 明後日22日から25日の期間、いよいよ待ちに待ったSalon du chocolat Parisが始まる !! 会場はなんと私の家からバスで2駅程。そのために引っ越したのかしらと思うほど近い!
 後日、訪問記をアップするので、お楽しみに!

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21 October 2005  

■ パリ生活記 ■

 ■ かわいいプラトー(お盆)を発見!



■いろんなビエノワズリーが並んだかわいい柄のプラトー。

 plateauプラトー(お盆)を探していて、安くてかわいいものを発見。デパートなどでこういったプラスティックのお盆を探すと、高いと30euroもしたり、安いものでもだいたい10euro以上する。もっと安いものはないかなぁと探していると、近所の雑貨屋さんに立ち寄ったとき、たまたまこれを発見した。4euro50なり。
 この柄、絵葉書でよく見るので、知っている方もいるかも。この他にガトーや、オリーブ、唐辛子などが並んだ柄の絵葉書もあって、実はガトー柄の絵葉書を持っている。残念ながら私が見たお店ではガトー柄のお盆はなかったが、唐辛子とヴィエノワズリー(パン)のものがあったので、迷わずこのヴィエノワズリー柄を選んだ。
 これくらいのお盆は、本来の目的のほかに、例えば家でお菓子をいっぱい焼いたときに袋に入れて並べるのに使ったりもでき、結構便利なのだ。