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17 September 2005
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■ ガトー記 ■
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■ be(ビー)で見つけたおいしいサブレ
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■ ハートに、スペードに…かわいらしく型抜きされたサブレ。
その名はcroquants d'auvergneクロッカン・ドーベルニュ(be Paris)
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凱旋門から程近いcourcellesクルセル大通りに、かのAlain Ducasseアラン・デュカス氏とEric
Kayserエリック・カイザー氏がコラボして開いた、beビーというエピスリー(食料品店)がある。beという名はboulangerブランジェとepicierエピシエの頭文字からとっていて、"boulangepicier"ブーランジェピシエ(パン屋と食料品店をあわせた造語)がコンセプト。
小ぢんまりした店内には、おいしそうな惣菜や焼き菓子、もちろんカイザーのパンの他にオリーブオイルやお茶などの食料品がセレクトされて、きれいに並べられている。奥にはカフェ&バースペースもあったが、この日はテレビか何かの撮影が入っていて、あいにく利用できなかった。
セレクトされた食材の中に、素朴だがおいしそうなお菓子を発見。オーベルニュのクロッカンなるサブレ。特にオーベルニュの特産ではないようだが、Christian
RAYNALクリスチャン・レナルというbiscuiterieビスケット屋さんが作ったサブレのようだ。塩とバターの風味がきいて、素朴だけど豊かな味わい。とても軽くて、ついつい手が伸びてしまう。カンパーニュで有名なパン屋さんpoilaneポワラーヌにもちょうど同じようなサブレが売られている。こちらも素朴でおいしい。ごくシンプルな材料で作られているであろう素朴なサブレがこれだけの「ご馳走」に変身してしまうのは、バターなど素材のおいしさゆえだろう。人数の多いオフィスなどのお土産におススメ(ただし、ずーっと置いてある定番商品かどうかわからないので、ない場合はポワラーヌのものを)。
ショーケースの中のお惣菜(デュカス氏プロデュース?!)やサンドイッチ類(こちらはカイザー氏か?!)も、とてもおいしそうだったので次回ぜひ試してみたい!
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18 September 2005
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■ パリ生活記 ■
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■ 今日のディナーは、ロックフォールで…
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■ 青カビのroquefortロックフォール(marche de raspail paris)
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今日は日曜日にもたつというBourlevard raspailラスパイユ大通りのmarcheマルシェに行ってみることにした。昨日からパリは寒くなり、長袖の上着を羽織って出かけなくてはならない程だ。午前中の空気はさらに冷たい。体をあたためるべく、小走りに走りながらマルシェを目指した。
マルシェはラスパイユ大通りのrenneレンヌ駅あたりからcherche-midiシェルシュ・ミディ通りに差し掛かるところまで続いている。ここラスパイユのマルシェは火・金・日と週3日たつそうだが、火・金は普通のマルシェで、日曜だけはオールbioなのだそうだ。だから今日はbioの日だったわけだが、bioのマルシェもなかなか面白い。自然派の石鹸や、今流行の豆腐や大豆の商品など、健康に気使う人が楽しめそうなものがいっぱいある。まさにbio天国。その他、もちろん野菜やパン、お肉など、普通のマルシェに並ぶものが一通りある。もちろんすべてbioだ。ただひとつ気になる点をあげるとしたら、ビオの商品は全体的に割高なことだ。もちろん訳あって高いのだが、ビオにコンシャスしない人は逆に日曜は避けたほうがよいかも?
さて、今日は何を買いに来たのかというと。…実は昨日別のマルシェに行ったばかりで、野菜類はほとんど調達済、買うべきものはあまりなかったのだが、せっかくだから何か買いたいなあと歩いていると、fromagerieフロマジュリーでおいしそうなroquefortロックフォールを発見!しかもちょうど私がほしい位の小さなポーションがあったので、思わず「これください」。
一見してbioかどうかは分からないが、きっと念入りに仕込まれているのだろう。味はいつもあの味!ちょっとしょっぱいのだけれど、おいしい!今日はカイザーのトゥルト(田舎パン)と野菜と一緒においしくいただいた。明日はロックフォールのパスタでもしようかしら…。
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19 September 2005
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■ ガトー記 ■
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■ ル・ムーラン・ドゥ・ラ・ヴィエルジュのフィナンシェ
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■ 外はカリっとして中はしっとりのフィナンシェ (Le moulin de la vierge: Paris)
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地下鉄6号線は途中、東京メトロの丸の内線のように地上にのぼる。Sevres Lecourbeセーブル・ルクルブ駅に差し掛かると、線路沿いに素敵なお店が見えてくる。それがLe
moulin de la viergeル・ムーラン・ドゥ・ラ・ヴィエルジュだ。
焼き菓子類も豊富に揃う伝統的なパン屋さんで、ちょっとおやつがほしい時、つい途中下車して立ち寄ってしまうお店だ。
今日もつい立ち寄ってしまい、financierフィナンシェとcroissant aux amandesクロワッサン・オ・ザマンドを購入。
さて、そのフィナンシェ。上面は色よく焼けているが、裏返すと色が薄くてびっくりした(これでよいのかな)。中はしっとりしていて、何かkirschキルシュなどの洋酒が入っているのか、ほんのり甘い香りがした。フィナンシェ。甘いのだけれど、やっぱり止められない焼き菓子だ。
次回途中下車したときは、レジの前にあったマドレーヌを買って帰ろう。
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■ お菓子屋さんDB ■
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19 September 2005 現在
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Le moulin de la vierge(ル・ムーラン・ドゥ・ラ・ヴィエルジュ:パン屋)
166, avenue de Suffren 75015 Paris (Sevres Lecourbe駅)
月-土 7:00 - 20:00
tel:01 47 83 45 55
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昔ながらのパン屋さん。外観も素敵。パン・デピスなどの地方菓子の他、
マドレーヌ、タルト・タタンなど、素朴でベーシックなお菓子も揃う。
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■Sevres Lecourbe駅(地上の駅です)に差し掛かると電車からも見える、伝統的な外観。
つい途中下車してしまうはめに…。
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20 September 2005
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■ コルドン記 ■
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■ chocolat
ショコラU
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■ コーティングはノワールよりテンパリングが難しいショコラ・オ・レ。
センターは少しずつ違うが両方ともプラリネ風味(Lanco)
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ショコラは大切なテーマとあって、コースの中でも何度か出てくる。
今回作ったものは、chocolat au laitショコラ・オ・レでコーティングしたbon bon au chocolatボン・ボン・オ・ショコラ(一口ショコラ)。前回コーティングに使用したショコラ・ノワールに比べて扱いが若干難しい。センターは両方ともコーティングと同じショコラ・オ・レにプラリネを加えたものだが、白い方にはリキュールが入ったりして味付けは若干違う。違う、といってもやはり同じプラリネベースである。うーん。ほんとにフランス人はプラリネ好きですな。ま、私も好きだから良いのですが。
そして次回も…プラリネとショコラの予感がする。
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21 September 2005
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■ コルドン記 ■
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■ あまり生地でおやつ
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■ dacquoiseダックワース生地にpralineプラリネをサンド(Lanco)
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あまり生地でおやつを作ってしまおう!こういうこともできてしまうのだ。
今日はdacquoiseダックワース生地を使ったchocolatショコラとpralineプラリネ(もう何度目だろう、この組み合わせ!)のentremetアントルメだったが(とってもおいしかったのだけれど)、余った生地を絞っておいて、これまたあまったクリーム類をサンドして、おやつの出来上がり!
もちろん、あくまでちゃんとしたお菓子を作った上でのアソビだけれど、余ったものの有効活用で、マル!
ただし気をつけていないとgourmandグルマンなシェフに横取りされてしまうから注意。
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23 September 2005
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■ ガトー記 ■
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■ 衝撃のeclairエクレール!
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■ピンク色のとってもポップでかわいいeclaireエクレール(fauchon)
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Fauchonフォーションは老舗にして今最もhotなパティスリーのひとつであろう。
ここのエクレールがとてもキュートで目にとまってしまう。ピンク色のローズペタル(花びら)がついたeclair rose
passionエクレール・ローズ・パッション。ひとつ3.50euroもするエクレールってどうなんだろう…と思いつつ、かわいさに負けて買ってしまう。
このピンク色のフォンダンといい、バラの花びらといい、よい話題作りにはなりそう。しかし味に関しては正直、それほど期待していなかった。
が!食べてみてびっくり。外観の華やかさに負けないくらい、とにかくおいしいのである。中のクリームも、なんだ普通のカスタードクリームか、と思って食べると、違う違う。さわやかな酸味の効いたパッションのクリームなのであった。これがまた極上の味…。そしてあっという間になくなってしまった。これこそエクレールのエクレールたるゆえんだ(eclairつまり瞬く間に)。
とってもcoquetteなエクレール。いや、これは買っておかねばならないだろう。
明日から1泊2日でLyonに行って来ます。久しぶりのLyon、色々新しくなっているらしいので楽しみ。旅行記をご期待ください。
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