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1 October 2005  

■ ガトー記 ■

 ■ エヴァンの週末限定ミルフィユ・オ・ショコラ



■金・土限定のショコラのミルフィユ。ぜひ買って試してほしい(Jean Paul Hevin)

 Jean-Paul Hevinジャン・ポール・エヴァンに土日限定のガトーがある。その内のひとつにショコラのミルフィユがある。
 11時頃お店に着き、まだあるかなぁと探すと、あったあった。よかった。でもなぜかたくさん生ケーキの並んだショーケースの上においてある。
  ミルフィユをオーダーすると、店員のマダムが「冷蔵庫には入れないでね」と釘をさした。「冷蔵庫に入れると、フィユタージュ生地のサクサク感がなくなってしまうの。ひもちはしないから、今日中に食べてね。すぐに、たとえばお昼頃に食べると、きっと最高においしいわよ」、と。なるほどそういうことか。そういえばSeccoセッコに行った時もミルフィユはショーケースの上に置いてあったっけ。
 もともとクレーム・パティシエール(カスタード・クリーム)も日持ちしないものなので、その日のうちに食べてもらうという前提で、フィユタージュ生地のサクサクを守るため、あえて常温においてあるのだろう。フランス人のフィユタージュのサクサク感へのこだわりを見たような気がした。
 そうそう、気になるお味は…?もちろん、サクサクで最高!でもあえて、ひとこと言うとすると(決してエヴァンにケチをつけたくないのだが)、私はパティシエールに関しては冷えたものが好きなので(ぬるいパティシエールは味がぼやけてしまう)、直前に少しだけ冷やしてから食べた方がよいかも。次回はそうしてみることにしよう。
 

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2 October 2005  

■ ガトー記 ■

 ■ 続報:エヴァンの週末限定モン・ブラン



■もしかすると、パリで一番好きかも?(Jean Paul Hevin)

 昨日の続きになるが、今日はくエヴァンの同じく週末限定、モン・ブランのご報告。
 どちらかというとこちらの方がメインかもしれない。というのは、ここのモン・ブランはかなりおいしいのである。どのくらいおいしいかというと、モンブランに関してはまだ色々食べたわけではないから今から順位をつけるのはおかしいかもしれないが、おそらく上位3位以内は確実、もしかするとパリ1をつけてしまうかもしれない位、おいしい。
 中の構造は、下はメレンゲ生地、その上にマロンクリーム、chantillyシャンティーそしてモンブランクリームと至ってシンプルでベーシック。いずれも程よい甘さでマロンクリームもモンブランクリームも多すぎないところがよい。パーフェクトである。
 新たに発売となっているとしたら別だが、私の知っている限りでは日本のエヴァンでは売っていないはずだ。日本で売っていたとしても同じ味ではないだろうけれど。まさにパリでしか、そして週末にしか味わうことのできない至福のエヴァンのモンブラン、きっと金土にはエヴァンでランデブー!である。 

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3 October 2005  

■ ガトー記 ■

 ■ 素敵なお店発見!bread & rosesブレッド・アンド・ローゼズ



■メープルシロップとピーカンナッツのマフィン(bread & roses)

 リュクサンブール公園の近く、a.p.c.のあるfleurus通りにスタイリッシュなデリを発見した。bread & rosesブレッド・アンド・ローゼズなるお店。最近このようにお店の名前に英語を使うお店が増えてきたように思う。お店の雰囲気も、どこかフランスからは少し離れた雰囲気。
 さて、このブレッド・アンド・ローゼズ、サブタイトルが世界の料理とパンとあったが、ケーキもなかなか充実していて面白い。お店の奥にはbioビオのパンが並び、その手前のショーケースにはお惣菜が半分、もう半分はケーキが並ぶ。ケーキ類は生ケーキはモンブランやタルト、焼き菓子はパウンドケーキとこのマフィン類があった。
 写真はメープルシロップとピーカンナッツ風味。これまたフランスからはかけ離れた味で、ちょっと新鮮。
 店内と外にはサロンスペースがあり、パンやケーキをゆっくりいただけるようになっている。公園散歩の後はこちらでお茶というのもよいかもしれない。

 明日はパリでストがあるそうだ。少しは電車も動くそうだが、やれやれ。
 

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■ お菓子屋さんDB ■

3 October 2005 現在


bread & roses(ブレッド・アンド・ローゼズ:ベーカリー・デリ・カフェ)


7, rue de fleurus 75006 Paris (Notre dame des champs 駅)
tel:01 42 22 06 06

***

お惣菜とパンのお店。ベーカリーコーナーには食事用のパンが豊富に揃う。
ケーキ類もあって、チーズケーキやモンブラン、タルトがなどある。


  
■こざっぱりしたシンプルでおしゃれなお店で人目をひく (bread & roses :Paris)

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4 October 2005  

■ パリ生活記 ■

 ■ お気に入りのコーヒー豆はLavazzaラヴァッツァ



■lavazzaラヴァッツァのエスプレッソ豆

 5年前リヨンにいた時に気に入ってから、ずっと飲み続けているコーヒー。コーヒー豆はやっぱりイタリアがおいしいんじゃないかと思ってこのLavazzaラヴァッツァを選んだのだが、おいしいものだから日本に帰ってからもこれ、そしてまたパリに来てもこれ。実は他のメーカーはあまり試したことがない。
  周りの人に聞くとフランスのメーカーのものはそれほどでも…という意見をよく聞く。友達ともちょくちょく話題になるし、私自身も不思議に思っていることなのだが、これだけカフェがあふれている国なのに、カフェなど外で飲む普通のコーヒーはそれほどおいしいと感じたことがない。コーヒーに関しては質より量なのかな。イタリア系のカフェでエスプレッソを飲むか、カフェクレームやカフェ・オ・レを選んだ方がよいかも。そういえば数年前にとうとうフランスにもスターバックスが上陸してちょくちょく街角で見かけるが、ここのほうがおいしかったりして…。
 さて話をLavazzaに戻すと、この豆はエスプレッソタイプで、最初から細かく挽いてあるもの。私は機械や専用ポットを使わずに普通にドリップで淹れているが、それでも充分おいしい。豆の量は好みやそのときの気分に応じて、ティースプーンなら3杯〜5杯前後。濃い目のコーヒー好きの方にお勧めの豆。楽なので私は挽いてあるタイプを使っているが、挽いてないタイプもあったような。
 片岡物産が輸入しているので、日本でも入手できる。パッケージはこの写真と異なるが、味は変わらずおいしい。輸入食材店だと800-900円前後、片岡物産のサイトから直接買うと、6個入りで4,000円位?と少しお安い。
 こちらだと3euro以下で売っているので、帰国のときは気持ちばかりまとめ買いして帰ろうかしら…。
 

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5 October 2005  

■ ガトー記 ■

 ■ パン・オ・ショコラ



■パン・オ・ショコラ(Gerard Mulot)

 ミュロでクロワッサン・オ・ザマンドを買おうとしたら今日は置いていないと言われたので、じゃあということでpain au chocolat パン・オ・ショコラを買ってみた。
 パンの形こそ大雑把な感じになっているが、ハラハラとよく分かれたクロワッサン生地はバターのよい香りがするし、中のショコラもおいしい!やっぱりこのショコラがおいしくないとだめだなあ。やっぱりミュロは何を食べてもおいしい!

 たまに違うのを食べると目新しくてよい。パンもどんどんいろんな種類を試さなくては!と再確認。 

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6 October 2005  

■ コルドン記 ■

 ■ marronnier マロニエ:栗のムースケーキ



■marronnier栗の木という名前のついたアントルメ(Lanco)

 本日のケーキは、かわいいドーム型をしたmarronnierマロニエ。オリジナルレシピだと思うが、中は栗のムース、外側はマロンクリームと、マロン尽くし。外のマロンクリームがティックなので、どっしりした濃い目のケーキ。外側のクリームをherissonエリソン(ハリネズミ)のように逆立てるところがポイント。

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6 October 2005

■ パリ生活記 ■

 ■ Carte de sejour 滞在許可証取得:私の場合



■滞在許可証。visaヴィザのようにパスポートに貼り付けてくれる。

 実は今日やっと、滞在許可証が取れた。
 到着してから事情があってすぐに申請できなかったことと、1回目に出した書類がダメだったことで取得が遅れた。しかし、地方だったらもっと時間が掛かっているはず。パリ区内で、しかもコルドンブルーなど学校を通して申請する場合は最短3週間以内で取得できると聞いている。
 
  以下に取得までの流れを簡単にまとめてみたので、参考にしてください。





■申請後約2週間で警察署から届く滞在許可証のconvocation召喚状(上)。
収入印紙が買えるtabacタバコ屋さん。カフェが併設されていることが多い(下)。

 滞在許可証の申請は通常、フランスに着いたら8日以内に必要な書類を揃えて警察署か県庁に出頭して手続きをしなくてはならない。コルドンの場合は、学校が警察署と約束を交わしていて、学校に書類を提出すれば申請ができる。
  ということで、コルドンに通う人は、仏に到着したらまずは学校にアポイントを取りに行く。私の場合、仏に到着してすぐ学校に行ったのだが、アポイントは学校が始まってからと言われたので、申請はそれから暫くしてからになった。このように到着後すぐには申請できないこともあるようだが、学校を通したほうが簡単だし、取得も早いようなので、自分でやるより学校を通して申請することをお勧めする(VISAの有効期間が迫っている人事情を話して優先的に申請したもらった方がよいかも)。
  申請が済み、書類がOKだった場合、申請から2週間程で警察署から家にconvocation召喚状が郵便で届く。55euro(2005年9月現在)の収入印紙を用意し(タバコ屋で買える。ただし扱っていないお店もあるので聞いてみて)、所定の日にこの召喚状と印紙、パスポートを持って指定の警察署に健康診断を受けに行く。受けるとその場で滞在許可証を得られる。
 私の場合、まず学校を通して申請することができたのが入国後2週間ほどがたった後で、しかも住居を証明する書類が充分でなかったので、書類を提出し直した。こういう場合は学校を通して連絡が来る。書類が不十分だった場合、手続きは再提出してからさらに2週間待たされるのだそうだ。
 というわけで、私がconvocation召喚状を受け取ることができたのは、結局9月30日、入国後6週間が経ってからである。出頭の日は手紙が届いたさらに6日後である。

 



■バスティーユにあるprefectureプレフェクチュール(警察署)

 滞在許可証の受け取りには指定された時間に指定された場所に行けばよい。
 私の場合、授業のある時間と重なっていた。学校に確認すると、たとえ滞在許可証のためといえども休み扱いになってしまうとのことだったので、逆に警察署に変更できないか聞いてみた。そうすると、指定された時間帯の間であれば何時に行ってもよいとのことだった。出頭は午前と午後に分かれていて、たとえば午後指定の人なら、13時30分-16時の間に行けば問題ないとのことだった(指定と違う時間に行けば待たされるかもこともあるかもしれないが)。ただし、16時を過ぎてしまうとアウトで、もう一度召喚状を待たなくてはならなくなるらしいので注意。
 16時までなら授業(実習)を早めに終えることができれば、授業を休むことなく受け取りに行かれそうだった。chefに相談してみると、早めに終わったら早めに帰らせてもらえることになった(merci, chef !!)。
 そして無事30分早めに実習を終え、急いで警察署に向かった。
 健康診断(視力、体重、身長、レントゲン、医師との面談)を受け、その後、同じフロアーの別室で滞在許可証を受理できた。所要時間は、約1時間。
 受理するときもひと悶着。フランスでは結婚しても旧姓が主に使われる。だから、私の場合、発行された滞在許可証には今の苗字で書かれていたのだが、書類によっては旧姓が混在していた。窓口のマダムは、旧姓で統一したほうがよいのではないかと考えたらしく、もう一人のマダムと相談していた。
  結局、マダムは「どっちがいいの?」と私に意見を求めてくれたので、パスポートも新しい姓に変えてあるのでこちらがよいと言ったら、無事そのまま受け取ることができた。もし受付のマダムが旧姓でないとダメだと言い張ったらまた面倒なことになったかもしれない。私の意見による決定でよかったのかどうかは疑問だが、とにかく、無事取得できてよかった。若干時間は掛かったが、それでもリヨンのときと比べて数段簡単だった。あとは予防接種を後日受けに行くだけである。

 ※申請される方は、必要書類、受付時間などは再度ご自分でご確認ください。



■帰りにメトロの通路で見かけた音楽隊。かなり上手でした。