2003/05 - 2003/07

2003/07/31

 
 門前仲町散策


 週末に門前仲町に行ってきました。実は金曜日にもご飯を食べに行ってきたばかりだったのですが、門前仲町はなかなかグルメな街なのです。金曜日に行ったお店は鶏がおいしい居酒屋さんですが、他にもおいしいイタリア家庭料理のお店もあるし 、ラーメン屋さんも何軒かあります。で、この週末はラーメンを食べに行ってきました。

 「こうかいぼう」というラーメン屋さんに行ってきました。 門前仲町の5番出口を出て赤札堂というスーパーを通り過ぎ、高架下を潜り抜け、葛西橋通りを右方面へ行くと行列しているお店が見えてきます。店内は落ち着いた雰囲気で、感じの良いきれいな女性が接客していました(奥様かしら?)。あっさりとした和風のだしでおいしかったです。ただちょっと塩味が濃かったですけど(私は薄味好み)。

 ラーメンを食べた後は、門前仲町駅周辺をぶらぶら。富岡八幡宮を通り、深川不動尊まで戻る。深川不動通りにはたくさんお店があって、意外なことに、洋菓子店もあります。「サロン・ド・ペリニョン」という老舗で、この界隈では有名です(写真は「サロン・ド・ペリニョン」のマドレーヌ。隠し味にあんずが使われています。)。 表紙にも紹介した「宮月堂」というあげまん屋さんもあります。さくさくした生地にこし餡が合います。買ったその日にいただくのがよいかも。またしても食べることに徹したお散歩となりました。

2003/07/08

 

自由が丘に





 久しぶりに自由が丘へと向かった目的は2つありました。ひとつは食器を買うこと。そしてもうひとつは、もちろんお菓子屋さんチェックです。

 自由が丘では覗きたいパティスリーが2軒ありました。到着したのが2時30分頃だったので、まだ大丈夫だろうと期待して1軒目に向かいました。

 ところが・・・。ロールケーキは完売した後だったのです。そう。私が向かった1軒目は「自由が丘ロール屋」です。その日は平日だったのですが、 2時にはその日の分は売り切れだったそうです。予約もできるということなので、次回行くとしたら予約したほうが無難かも。まあ、辻口さんのお店は話題として行ってみたかったということで、実はもう1軒が今回の本命でした。

 本命店とは、前々回のアラユンヌでちらっと触れた、「Paris S’eveille(パリ・セヴェイユ)」。 さる筋から仕入れた「「モンサンクレール」と同じ道の線路の近く」という情報を頼りにして行くと、ありました、素敵なたたずまいのお店が(後から知りましたが、Hanakoの自由が丘特集にもこのお店が載っていました)。パリ・セヴェイユってどういう意味なのかなぁと思っていたら、どうやら映画でそのような名前のものがあるようです。私は観たことがないので、どのような内容かは知らないし、邦題もわかりませんが 「目覚めるパリ」というニュアンスの題名(店名)になるでしょうか。

 パリ・セヴェイユは、白とボルドーそしてグレーを基調としたシックなお店構えで、品揃えはパンからビエノワズリー、焼き菓子、生菓子と一通りそろっている総合パティスリーです。 この日は店内で生ケーキを頂き、お土産にパンと焼き菓子を購入しました。生菓子がとってもおいしい。特にシューのパティシエール(カスタードクリーム)がねっちりとしっかりとした味わいでよかった。生クリームは入っているかどうかわからなかったのですが、入っているとしてもごく少量で、パティシエールを食べさせる感じのシューでした。 パリ・セヴェイユは味も良かったし、店内も落ち着いているし、フランスっぽさ抜群だし、自由が丘の新しいお気に入りになること請け合いです。

 一時は収穫ゼロかなあと心配した久しぶりの自由が丘でしたが、食器も入手できたし、ニュースイーツにもであえたし、とても有意義な1日でした。

2003/06/30

 

続報 フェルベール氏のコンフィチュール



 先日ようやく入手した、アルザスで著名なパティシエール:クリスティーヌ・フェルベール氏の手なるコンフィチュールをいただきました。

 苺、フランボワーズ(木苺)、グリオット(ダークチェリー)、キャラメルポンム(りんご)を入手したのですが、グリオットからいただくことに。

 めったなパンとは一緒に食べられないと思い、銀座はマツヤに出店している、本店はパリのモンジュにある有名ブランジュリー:メゾンカイザーで、そのジャムにあいそうなパンを見繕うことに。

 「トゥルト」という田舎風パンを選びました。トゥルトとは丸パンのひとつの呼び方のようです。いわゆるカンパーニュのような格好・風味をしているのですが、カイザーには「カンパーニュ」も別にあるようです。だからそれらの境界線はよくわかりません。

  で、この「トゥルト」ですが、なかなかどうして、おいしいんです。カイザーさんのパンはバゲットとクロワッサンを食べたことがあります。クロワッサンは銀座マツヤで買いましたが、バゲットはパリに住んでいるとき本店にバスに乗って買いに行って食べました。ちょうど「モンジュ広場(だったかな?)」という停留所のまん前にお店はあり、店内にはお客さんがいっぱい並んでました。

さて、この両方ともおいしいのですが、このトゥルトも前者に負けないぐらいおいしい。カンパーニュ特有の酸味がちゃんとあった(カンパーニュを買うときこの酸味を期待して買うのですが、往々にして日本で売られているそれはこの酸味がしなくてがっかりさせられます)。
  このとってもおいしいトゥルトを、フェルベールのグリオットコンフィチュール、そして醗酵バターとともに、タルティーヌ風にいただきます。 日本の一般的なバターは塩が入っていてしょっぱく、ちょっとしつこいので、パンにつけていただくときは、ぜひ醗酵バターを選んでください。醗酵バターは高級なイメージがあるかもしれませんが、実際にはそれほど高いものではないし、普通にお料理にも使えるので、一度買ってみてください。きっとその独特な酸味・風味は病みつきになりますよ。

  フェルベールのコンフィチュールは果肉がごろごろと入ったリッチなジャムでした。たっぷりと甘くって、奥深い味。そして特徴はなんといっても洋酒の効いた大人の味だということ。コンフィチュールによって違うのかもしれませんが、お子様が召し上がるときは気をつけて。

 ということで、フェルベールのコンフィチュールはこれまでのジャムとは一味違う、なるほどはまる味でした。アルザスに行ったときにはまとめ買いしてしまいそうです…。

2003/06/20

 

Au Bec Fin(オー・ベック・ファン)行ってまいりました。



 とにかく遠かったのです、そのお店は。南北線から乗り入れの埼玉高速鉄道に乗り継ぎ終点からいくつか手前の駅にて下車。

  電車を降り、さらに歩きました。途中に別のお菓子屋さんもありましたが、そこを通り過ぎ、お目当てのお店へ。落ち着いたたたずまいのオー・ベック・ファンが見えてきました。

 焼菓子が得意なシェフという噂に違わず、オー・ベック・ファンの店内はガトー・セックやドゥミ・セックであふれていました。 中でも興味深かったのが、ベルジョワーズという砂糖を使ったマドレーヌです(写真右)フランス北部地方でよく使われている砂糖大根から作られるお砂糖です。フランス北部の砂糖のタルトやゴーフルなどによく使用されるようです。

 写真の左はカレ・アルザシアンというジャムの挟まったフロランタンのようなもの。真ん中はフィナンシェ。フィナンシェの親戚:ヴィジタンジーヌの形をした楕円形のフィナンシェです(もしかしたらヴィジタンジーヌなのかも)。

 あきもせず果敢にお菓子屋さんめぐりを続けようと思いますが、次から次へと新しいお店ができるのはうれしい悲鳴です。先ごろ、自由が丘のかの名店と同じとおりにパリ・セべイユという新しいお店ができたとのことなので、ぜひとも行ってみたいですね。

2003/06/04

 

クリスティーヌ・フェルベール氏のコンフィチュール(ジャム)

  いまさらですが、かのフランスはアルザスのジャムの妖精ことフェルベール氏のジャムを手に入れました!

 クリスティーヌ・フェルベール氏はアルザスのお菓子屋さんのパティシエールです。なんでも彼女の手なるコンフィチュールは絶品ということで、話題になりました。
 広島のアンデルセンで入手できるという噂を聞いて、広島在住の親戚の方にお願いしてみたりと手は打っていたのですが、なかなか入手できずにいましたが、灯台もと暗し?

 なんと新宿伊勢丹のグロッサリーはジャムのコーナーにちょこん!と。あったのです。それらが。なるほど伊勢丹はいち早くジャンポール・エヴァンに目をつけたり、何かと洋菓子業界では先駆者的存在なので、かのコンフィチュールがあってもなんら不思議もない。

 売られていたコンフィチュールの風味はグリオット(チェリー)とキャラメルりんごだけで、しかも残りがそれぞれ1〜数個位。おそらく以前イベントか何かで仕入れられたものの内の、いくつか売れ残ったものなんでしょう。お値段はちょっと高いので、知らない人でないと手を出さないのかもしれません。

 気になるお味は?むふふ。それは次回に・・・。

 <追記>実はその後、広島の親戚の方からコンフィチュールを2つ送っていただきました!!しかも、苺と木苺のとってもおいしそうで新鮮なコンフィチュールです(広島アンデルセンでは頻度はわかりませんが定期的に輸入しているようです)。
 この場をお借りしてお礼を申し上げます。merci infiniment, ma soeur et mon frere!

2003/05/07

六本木ヒルズ

 皆さんはもう、六本木ヒルズに行きましたか?

 ともだちのひとりが、オープン当日かその翌日あたりに行ってきたそうです。どんな様子だったかと聞く間もなく、もう人人、人だったと言っていました(だからお店とか雰囲気とかは詳しく聞いていません)。 何でも映画を観てきたということだったけれど(オープン間もない六本木ヒルズで!)、インターネットで予約を取って行ったので、並ばず優雅に確保された席で楽しんだみたいです。なるほど。

 辻口シェフの3店目であるショコラティエができているし、元ホテル西洋銀座の五十嵐シェフも活躍しているそうだし、ろみさんのジャム屋さんもあるし...と、ことお菓子だけでも話題たっぷりですよね。ぜひ暇を見つけて行ってみたいと思います。